会社案内

代表挨拶

 木村可鍛株式会社は、おかげさまで2025年12月をもちまして創業100周年を迎えることができました。これもひとえに、長年にわたりご支援・ご愛顧を賜りましたお取引先様をはじめ、地域の皆様、そして社員とそのご家族の皆様のご尽力の賜物であり、心より感謝申し上げます。

 当社は1925年12月(大正14年)、東京板橋区で白心可鍛鋳鉄品の製造販売を行う鋳造工場として創業いたし、戦中・戦後の厳しい時代にあっても ゛ものづくりへの情熱 ゛を絶やすことなく、そして 復興期には社会を支える製品づくりに尽力してまいりました。
 1951年(昭和26年)以降の高度経済成長期には、黒心可鍛及びパーライト可鍛鋳鉄品、ダクタイル鋳鉄品の製造販売と技術革新及び品質向上に努めてまいりました。 時代のニーズに合わせて製造拠点を移しながら、1990年1月(平成2年)に現在の拠点である白河市に工場を移転いたしました。

 地域の若者たちが集い、誠実なものづくりで社会に貢献したこれまでの時代の精神は、今も当社の根幹に息づいています。「誠実・技術・信頼」を基本理念に、鋳鉄製品の専門メーカーとして自動車部品や産業機械部品など、社会を支える製品づくりを通じ地域とともに歩んできたことを誇りに思います。
 これからの100年も、地域とともに歩み、社員一人ひとりが誇りを持てる企業を目指してまいります。培ってきた技術と信頼を次代へと繋ぎ、持続可能なものづくりを通じて社会に貢献していく所存でございます。  今後とも、皆様の変わらぬご支援とご指導を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

代表取締役社長
小豆畑 智

会社概要

社名 木村可鍛株式会社
所在 〒961-0004 福島県白河市萱根金ヶ入14-4
TEL 0248-23-4761  FAX 0248-23-4765
敷地面積 56,440m²(17,100坪)【建築面積:6,220m²(1,880坪)】
創立 大正14(1925)年12月25日
資本金 9,500万円
代表取締役社長 小豆畑 智
従業員数 81名(社員63名、社内外注18名)
事業内容 ダクタイル鋳鉄品、ねずみ鋳鉄品の製造・販売
主要製品 大型トラック用及び建機用ブレーキ部品・建機用油圧部品・ガスコックバルブ・水道用異形菅・その他
取引銀行 東邦銀行・常陽銀行・福島銀行
主なお取引先 株式会社TBK・大橋機産株式会社・クノールブレムゼ商用車システムジャパン株式会社・太平洋精機株式会社・株式会社ニッコークリエート・埼玉機器株式会社・斉藤可鍛工業株式会社・株式会社都筑製作所・株式会社荏原製作所・株式会社ミヤタ・浅井ショーワ株式会社

白河素形材ヴァレー

2012年、福島県白河市周辺の素形材企業等12社は、福島県白河市及び福島県の産業復興を目標と捉え、素形材異業種グルー「白河ヴァレー」を発足。メンバー企業は、鋳造、鍛造、金属熱処理、金属プレス、金属加工、機械加工、板金加工などにより自動車メーカーや建設機械メーカーに部品供給を行う素形材関係の中小企業からなります。「白河素形材ヴァレー」として下記の具体的取り組みを進めています。

  • 新技術共同開発
    各社の培ってきたノウハウをぶつけ合うことにより、新しい技術・イノベーションを生み出し、福島全体の金属加工技術レベルの向上に繋げていきます。
  • 圏域内工程補完による地域関係性の強化
    白河圏域内に工程を補完させ、地域の関係性を強化し、グループとして総合的な生産体制の強化を図る。
  • グローバル展開の促進と共同受注
    中小企業1社では難しいグローバル展開を、グループとして推進する。
    海外メーカーに対し情報を発信し、共同受発注等の事業展開を行う。
  • 原材料・資材の共同購入によるコストダウン
  • グループ企業間におけるリサイクルによるコストダウン
  • 産業廃棄物共同廃棄によるコストダウン
  • 省エネ設備投資の事例の共有
  • 地域コミュニティー活動の推進
    若手技術者人材の育成やBCP計画の策定等地域コミュニティー活動を推進する。

沿革

  • 1925
    大正14年
    • 初代 代表取締役社長 木村万太郎 東京都板橋区に木村鋳工所設立
    • 白心可鍛鋳鉄品の生産、手込め生産
  • 1951
    昭和26年
    • 二代目 代表取締役社長 木村武二 木村可鍛鋳鉄工業(株)設立
    • 黒心可鍛鋳鉄及びパーライト可鍛鋳鉄品の生産
    • ハンター20造型ライン導入、AVS造型ライン導入
  • 1964
    昭和39年
    • 埼玉県大井町に埼玉工場建設
    • キュポラ溶解
  • 1970
    昭和45年
    • ダクタイル鋳鉄品の生産
  • 1985
    昭和60年
    • APS造型機導入
  • 1990
    平成2年
    • 福島県白河市に本社・工場全移転 木村可鍛(株)に改名
    • パーライト可鍛鋳鉄及びダクタイル鋳鉄品生産
    • CNDドラムショット導入
    • FBM造型ライン導入
    • 3t高周波炉2基(北芝電機製)・保持炉導入
  • 1995
    平成7年
    • 3t高周波炉1基(北芝電機製)・保持炉廃止
  • 2000
    平成12年
    • 三代目 代表取締役社長 木村利郎
    • ダクタイル鋳鉄品の生産に特化
  • 2008
    平成20年
    • ACE造型機導入
  • 2011
    平成23年
    • 東日本大震災発生
  • 2012
    平成24年
    • 白河市製造業と共同で白河素形材ヴァレー発足
    • FBOX造型機導入
  • 2015
    平成27年
    • ISO9001/2015認証取得
  • 2017
    平成29年
    • FBOX造型機導入
    • OBLF製 発光分光分析装置導入
  • 2018
    平成30年
    • TBK完全子会社化
    • 四代目 代表取締役社長 古川弘道
  • 2019
    令和1年
    • ISO14001/2015認証取得
    • キーエンス製 3Dスキャン導入
  • 2021
    令和3年
    • 自社ブランド【KODUCHI】フライパン販売及び商標登録取得
  • 2023
    令和5年
    • 二直体制生産開始
  • 2024
    令和6年
    • 五代目 代表取締役社長 佐々木茂輝
  • 2025
    令和7年
    • 六代目 代表取締役社長 小豆畑 智
  • 2025
    令和7年12月
    • 創立100周年記念式典開催

環境への取り組み

木村可鍛が行う鋳造事業は、限りある資源とエネルギーを使うことによって成り立っています。
そのため、当社は環境マネジメントシステム(EMS) ISO14001:2015の認証を取得し、自社の事業活動、製品、サービスが環境に及ぼす影響を把握し、健全な環境パフォーマンスを達成し、それを実証できるようにコントロールする仕組みを構築し運用しています。
当社の事業活動においては、環境と安全は切っても切り離せません。 木村可鍛株式会社では安全に対する社員の意識向上を目指し、安全のためのリスクアセスメントにも取り組んでいます。 地域保護、ひいては地球環境保護の観点から、エネルギー原単位の削減など省エネルギー化はもちろん、鋳物砂から排出される廃砂・微粉をセメント材料や道路路盤材、植物の苗床などに幅広く再利用するなど、リサイクル化を推進しています。

アクセス

〒961-0004 福島県白河市萱根金ヶ入14-4

電車の場合

東北新幹線
東京駅~新白河 約1時間30分
仙台駅~新白河 約1時間

お車の場合

新白河駅高原口より 約8km
東北道 白河ICより 約9km
東北道 矢吹ICより 約7km